みきちぱんだ

アカペラ・ボーカルグループ中心にブログを書いていました。
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180527(Sun)the XAVYELLS『the 70's』

天皇陛下が生前退位の意向を示した平成28年。正式な退位・新天皇即位の日程が発表されたのが、平成30年。それからの日本は「平成が終わる!」「平成最後の○○だ!」というワードが飛び交った。 平成31年が幕を開けると、いよいよ、といったムードも流れ出すのではないのだろうか。そんな中、実直に”昭和”を歌うカバーアルバムをリリースしたのが、神戸のアカペラグループthe XAVYELLS。これまではジャンルも年代も混在したカバーアルバムを数多くリリースしてきたが、今作は"1970年代の昭和歌謡限定"という濃縮盤。世代によってはドンピシャ感に胸が熱くなる1枚だろう。粛々とはじまる<あずさ2号>から踊り出したくなるラストの<ナオミの夢>まで全12曲。CDリリース前にライブで披露された<魅せられて>は、デーモン小暮閣下のカバーをアカペラアレンジでカバーということで、ファンの間でたいへん話題に。オリジナルのジュディ・オングが持つ女性特有の妖しさでも、デーモン小暮閣下の這い寄る闇声でもなく、Rennさんをリードボーカルとした低音の魔性を聴かせる。聞き終わった後にこれほど息を飲んだ曲は、ザビエルズのレパートリーでは初めてだった。個人的にこのアルバムはそれぞれリードボーカルを変えて70年代を歌い継いでいく、M-4~M-6の流れが好きである。Hummerさんがふくよかなセクシーさを見せる<マイレディー>。Gottiさんはしっとりとしたバラード<雨の物語>で作品の中盤を引き締める。Quoさんは<銀の指環>にて淡々と"心ここに在らず"な男心を歌う。と言うように、ライブではついふざけすぎてしまう彼らから、なかなか感じられなかった色合いや雰囲気も漂う1枚。静かな曲調が多いため、Joeさんのボイス・パーカッションの一打一音にも注目しやすい。彼の性格が良く現れ、曲の世界観を丁寧に創り出すやさしさに溢れたストロークが堪能できる。と、言うように個々の新しい一面を知れた1枚でもある。ありがとう1970年代。1970年 水性ボールペン誕生。2002年 消せるボールペン誕生。昭和から平成にかけてこんなに便利なものも生まれている。しかし、人々の心や記憶に描かれている昭和の色は、これから先どんな技術を持っても消せそうにない。CDリリースの10日ほど前には、収録曲<情熱の嵐>の歌い手である西城秀樹さんの訃報が届き、日本中に悲しみが広がった。これもまた、ザビエルズのような世代を越えた歌い手たちが、スターの生きた証を歌い継いでいくのだろう。そして!2018年はこれに留まらなかったのがthe XAVYELLS。12月には『the mood~de la noche~』というカバーアルバムもリリースした。まだ購入できていないのだが、なにやらムーディーなジャケットと収録曲たち。次に顔を合わせる時には、ますますのお色気とおふざけを背負ったショーを繰り広げてくれるに違いない…。