Permanent Fish解散発表~ラストコンサートまで

今回のブログはタイトルの通りなのだが、発表されてからはあまりワーワー言わず、ただただPermanent Fishというグループを見て、聴いて文章に起こしてきた記録だけをツイート上に気まぐれに上げてきた。

なので、ラストコンサートの感想を書く前に、そこまでの気持ちをひと整理すべく載せておく。

長いですが、ラストツアー名古屋公演の感想も含めつつ、ラストコンサート感想の序章としてお読みいただければと思います。

いちばん下に名古屋公演のセトリも載せておきます。

長いよん( ゚Д゚)


2018年6月。5人となったPermanent Fishはアルバム『ONE』を発表した。

"このグループはこれからも泳ぎ続ける"。

一聴してそう感じた。安心しきっていた。

しかし現実は違った。

2019年1月。グループは解散を発表した。

あまりに突然の出来事であった。

個々のコメントを読むにつれ、メンバーたちにとってはいつか訪れる必然であったことを思い知った。

グループとして活動する上での様々な葛藤、苦悩。

結成当初から聴いていた唯一のアカペラグループにも関わらず、この事態に驚くほどドライな自分がいた。

これ以前にも様々なアカペラグループの脱退・解散を見てきて、慣れてしまったというか、そういう類の感情に蓋をしてしまったというか。

はたまたあきらめの良い大人になったということか。

そうか。それは仕方がないよね、と。

「自分たちで決めた自分たちの新しい希望は解散すること。それが答えであるならば納得せざるを得ない」

だから、解散することへの疑問は何ひとつ浮かばなかった。

変わりに始まったのは「解散が辛くないファンってどうなんだろう。私はこのグループを本当に好きだったのだろうか?」という自問自答の日々だった。


自問自答している間、ラストツアーのチケットは次々に完売していった。

いつも足を運んでいた東京ですら逃した。

解散を惜しむ人がたくさんツアーに訪れているという事実は、とてもうれしかった。

『ONE』を聴くと涙が流れるようになった。

解散発表前とは明らかに違って聴こえ出した曲がいくつかあった。

特に<あたりまえの日々に><ラストウィル>はPermanent Fishとのこれまでを想起してしまうような雰囲気もあって。

参加できそうな距離は名古屋だけが残っていた。

ふと思った。Permanent Fishに出会ったのは名古屋だったことを。

公演のわずか1週間前だった。同時にラストコンサートも予約した。

どちらも完売ギリギリだった。


3月31日、辿り着いた名古屋E.L.Lは満員御礼。

待ってる時の記憶はない。ぼんやりしてた気がする。

でもちゃんと手にはメモとペン←

ライブがスタートするとステージは一面の青。そこに海が生まれた。

次の曲ではオレンジ。太陽に照らされ、海面はキラキラと輝きだした。

途端に閉められていた蓋をパッカリ開けられてしまった気がした。

「このライブがもうすぐ見られなくなるのか…!!」と惜しむ気持ちが押し寄せた。

ライブというものに足を運んで17年ほどになるか。

グッズのタオルは振り回すか汗をふくためにあると思っていたが、はじめて涙をぬぐうために使った。

その後も何度かじわじわ悲しくなる場面があったが、8割方は笑ったりじっくり耳を傾けたりしていた。いつも通りだった。

笑いの半分はTosea×kikuriのおばあちゃんコントだな。あれは秀逸だった笑。

曲の中では<優しい人>が久しぶりだったのと<raise>の大合唱がツボだった。

【いい曲→歌いたい→カラオケない→カバーバンド組むしかない→知ってる人いない→組めない】

っていう時期に出会った曲でもあったのでよく覚えてました( ゚Д゚)ヤッタネ!!

その頃はカバーバンドで共演するっていう野望もあったので、ステージ上ではなくとも、Permanent Fishと歌えた!というのがうれしかったし、抜群に楽しかった。

なによりいちばんの発見はコンデンサーで歌った<氷のマニキュア/山下達郎>で。

kikuriさんがリードだったんですが、不思議ちゃん&ファンタジックなイメージしかなかったので、こんなにセクシーな歌い方もできるのか~と驚きでした。

自問自答の2か月を終わらせてくれたのは、やはり他でもない目の前で歌ってくれていたメンバーたちでした。

改めて「Permanent Fishが好きだ!Permanent Fishの曲が好きだ!」と自信を持ってラストコンサートに赴く決心のついた日でした。


お見送りではToseaさんに「来てくれてありがとう」と声を掛けられたが「あと2回も見れます( ゚Д゚♪」というややちぐはぐな返答をしたのは、振り返っても相変わらずである←

でも、このステージがあと2回見れるってのが素直にうれしかったんだよなぁ。

ラストコンサートも、ここで少し泣いたのが功を奏したのか「今日で最後か」などと思うことはなく、ずーっとスッキリした気分で彼らを見ていることができました。

人によって「当たり前の度合い」って違うと思うんです。

もっと近くでたくさん彼らを見つめてきた人たちの中には、まだまだ寂しい想いをしてる人もいるかもしれないです。

でも、メンバー全員がツイートをはじめていますし、その分明るいニュースが増えていくんじゃないかなと個人的には思っています。

自分がPermanent Fishのためにできたことって、たくさんライブに行くことでも、積極的に人に薦めることでもなく、書いて伝えて残すことだけだったので、ラストコンサートについても最後のファンレターのつもりで書こうかと思っています。

早ければ今月中(自信はない)。それではまた( ゚Д゚)ノ☆


2019.03.31(日)Permanent Fish

『ラストツアー~一万枚の五線譜~』@愛知・名古屋E.L.L

ーSET LISTー

1.波ひとつ

2.TREK

3.We Got Music

4.greamin' girl

5.raise

6.優しい人

7.I

8.明日のキミへ

9.君がシャラララ

ーコンデンサースタイルー

10.氷のマニキュア/山下達郎

11.街[gakuya rec]

―――――――――――――――

12.P.P.M.

13.じれったい/安全地帯

14.カピバラ・ハード・ボイルド

15.Paraponera

16.BOOM!BOOM!BOOM!

ーアンコールー

1.一万枚の五線譜

2.Get Ready~ダンス天国

ーアンコール2ー

1.波ひとつ(オフマイク)


ぱんだ・ら・もーど

ぱんだら【お仕事▶DTP制作】 パンダを集めるぱんだらの様子。 ツイッター@mikichi_panda

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