『UNICITY vol.5』感想
まず『UNICITY(ユニシティ)』とはなにかを説明せねばならない。
『UNICITY』とはロックバンドUNISON SQUARE GARDENのFCである。
「シュガーソングとビターステップ」MV
彼らに出会って、久しぶりにFCというものに入会した。FCはライブの先行予約などはもちろん、限定ライブなどもある。年始にはWEB上でFC限定動画も公開。いやぁ…30代が3人で真剣にマリオカートやってる画はおもしろいなぁ笑。
でも、いちばんプレミアムなのは会報なのではないでしょうか。ここにしか載らない写真、インタビュー、メンバー独自の企画。これこそ年会費を払う甲斐があると思うものである。紙業界も資源の高騰でなかなか厳しいので、こういうのはDTPに携わる者としても非常に喜ばしい。一昨年の夏に発足したのでまだまだ新芽。先月、第5弾が届きました。
まず、前述したWEB限定動画にて斎藤宏介(Vo)画伯が書いた酉年年賀状が怖い。ありがたいけれども、新年早々トラウマ…いやトリウマな1枚でした。それぞれの個人企画もそれぞれの感動をもたらしてくれておもしろい。
田淵智也さん(Ba)は自分のハマリものやファンからおすすめされたものを紹介したり、感想を書いたり。文章も田淵さんそのままの口語体で書かれており、まるで近くで説明してくれているような。故に、らしさが満載です。誌面では漢字がゴシック体、平仮名は明朝体で表されており、これはなにか意図しているのでしょうか…。私は文章を書くことが好きな割に、文章を読むのが苦手なので読書ができる人は尊敬する(インタビューとかは興味があるから読める。どちらかというと人の話を聞いているのに近い感覚もある)。しかし、歌詞を書く人というのはやっぱり読書をしたほうがいいのでしょうかね。田淵さんは語彙を増やすというよりは、その上で新しい言葉を生み出すのが好きみたいです。
あ、ちなみにこの文章をPCに打ち込む前にまずらくがき帳に乱文で下書きしてるのですが、31年間生きてきて❝淵❞という漢字をこうも頻繁に書くことがなかったので、書き順と美しく書くバランスに悩まされています。
「パンデミックサドンデス」MV
グッズデザインも手掛ける鈴木貴雄さん(Dr)は、自分の好きな動物アルパカを主人公にした漫画。ひとまず今回で最終話を迎えましたが、結末がハートフルすぎてほっこりしました。この展開はなんとなく人柄が出ている気がします。次回作がたのしみです。
宏介さんはロークオリティなイラストと(ある意味ではハイ)、ハイクオリティなギャグ(?)4コママンガ(マンガ企画かぶってるというツッコミはなしで)。グッズにもなっている❝食パンくん❞を主人公に、パンならではのオチでおなじみになってきました。
今回も思わず鼻で「フッ」と笑ってしまう(外で読んでたから必死にこらえた結果です)。宏介さんはステージに立ってるときは、すごくキリッとしてるのだが、こうして自分だけの世界観を出すとなるといちばん掴みどころがない気がする…。
いちばん読み応えあったのは、やっぱりツアー『Dr.Izzy』の個人インタビューですかね。参戦できなかったし…。それぞれストイックな部分はもちろんあるのだけれど、まずは自分が楽しんでヘラヘラ音楽だけ奏でていたい田淵さん。田淵さんは「ファン(彼は物好きたちと呼ぶ)と適切な距離を保つこと」を第一にしながら音楽をしていたいと感じる発言が多いのだけれど、やっぱり大勢で楽しむことも同じくらい第一に考えてる。
今ツアーで新たに足を運べた場所での新鮮さや、はじめてならではの良さも、また来たときの反応も。なんだかんだで物好きに会えるのを楽しみにしていると感じた。ツンデレかな。
あぁ、ライブ行きたい。
「mix juiceのいうとおり」MV
宏介さんは機材トラブルについても話していて、楽器バンドも万能な状態で1日1日を迎えたり、ライブを行ったりというのは至極、稀なことなのだなと改めて思ったり。ボーカリストとして勉強していると、声は減るものだと教えられるのだとか。声ってやっぱり楽器なのだなぁとこれも改めて。ボーカリストが届けてくれる今、その時のベスト。ライブでしっかり楽しまなければね。
貴雄さんのドラマーならではの体力作りの話も興味深かった。そうかー、まずは自身の叩く力や蹴る(踏み込む)力が第一なのか~。
ツアー中のフォトもたくさん。私は6ページの右列の上から2番目の田淵さんが好きかなぁ。あ、読んでる人にしかわからないことを書いてしまった。でもいちばんインパクトあるのは裏表紙です。「リューク(デスノート)か」ってツッコんでしまった。
田淵さんは歌番組のテレビ出演があると、もれなく「ユニゾンのベース怖いwww」などと言う話題が飛び交いますが、そうではなく気迫があふれているのです。ライブDVDを見ていると楽しい曲のときは笑顔にもなるし、広い会場をより飛び回ってる。すごく表情が豊かな人だなと思います。ここまで書いて「お前、田淵さん好きすぎるだろ」と客観的なツッコミを入れてみる。
このツアー中、USGを教えてくれた後輩の友達がツアーの追加公演であり最終公演でもある沖縄公演へ飛んだらしい。それだけでもすごいのだが、帰りに田淵さん(withマネージャーさん)と同じ飛行機に乗り合わせたとか!その子はしばしソワソワしていたらしいが、持っていたグッズもすべて隠し静かに見守ったのだとか。良識あるファン万歳。私だったらとりあえず捕獲を試みるかも…。
と、言うわけでUNISON SQUARE GARDEN及びFC『UNICITY』にこれからも期待し楽しんでいたい。
あぁ、ライブ行きたい(2回目)。
「アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")」MV
長いのでところどころにMV挟んでみました。
すべて最新アルバム『Dr.Izzy』に収録されていますので、気になった方はぜひとも~。
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