170222(Wed)The Gospellers「Fly me to the disco ball」
5人組ボーカルグループ、ゴスペラーズによる2017年の第1弾シングルです。
来週にはアルバムリリース、そして4月下旬にはその楽曲たちと共に全国ツアーがスタート。私も、実に6年ぶりに彼らのライブに讃歌します。
最近は北山さんが病気療養をしていたことは承知していましたが、その2015年からなにかと慌ただしく、今日に至るまでなかなか動向を追えていませんでした。
そのため、こうして新譜を手にするのも久しぶり。しかも作詞・作曲に酒井雄二さんが携わっているということで、隠れサカイストとしては期待しかなかったですね笑。
それはそれはもう韻の踏み方がたまらなくてニヤニヤが止まらなかったですよ。
サカイストになったきっかけって、やっぱり歌詞だったのでね。
ディスコと言えばジョン・トラボルタ『サタデー・ナイト・フィーバー』のイメージ。
どれだけハジけた曲なのだろうと想像していましたが、すごく大人テイストでビックリ。
ディスコってこんなに静かでゆったりとした時間を楽しむこともできた場所なのか…と2度ビックリした曲です。
カップリングは映画『彼らが本気で編むときは、』のイメージソングとして、シンディー・ローパーの<True Colors>をカバー収録。
生田斗真さんが❝トランスジェンダー❞という性に関する難しい役どころを演じたことで話題となっていたので、タイトルだけは知っていました。
映画のホームページでストーリや演者さんのコメント等に一通り目を通し、その後で歌詞の和訳を読んでこれはなるほど、と。そしてグッときます。
浮かない表情の仕事帰り、ふとピアノの音色が聴こえたか。
扉の隙間からもれ出す光に導かれそっと覗いてみれば、そこは宇宙空間のようなディスコルーム。
上空高く浮かぶミラーボールのまばゆい光に吸い込まれ、解放感あふれるコーラスに包み込まれたなら、たちまち心も体もふわりと軽くなる。
散らばる星屑に手を伸ばせば、先ほど耳にした音色が弾けだす。
流星の如く降り注ぐ甘美なメロディに反し❝心にモロにくるリズムにこの身放り出すとともに!❞なんて、少しぞんざいな言葉が乗っているのもツボ。
彼らの音楽に初めて触れてから12年が経つ。
ちょうど年齢的には大人の仲間入りをした頃で、当時はゴスペラーズの曲なんて到底解釈できないだろうなぁと思いつつも憧れた。
歳月を経て、予想以上に今の楽曲がとても心地よく響いてくれているのがなんともうれしい。
大人だってなにもかも手放しで楽しみたいときがある。
今宵はすべてを忘れて、5人と共に4分14秒の大人グルーヴィーなリズム遊泳と洒落込んでみようか。
ところで…このシングルの初回限定盤を手に入れられなかったのが悔やまれる。
特典企画として、各メンバーがアーティスト以外の仕事に挑戦する『私がゴスペラーズじゃなかったら』というのがはじまりまして、トップバッターが酒井さんだったのですよ。
動画を見ていただければおわかりかと思いますが、シングルリリースの2月22日にかけて「猫カフェ店員」。
いや、もう、絶対に萌えしかないでしょ。
猫と戯れる酒井さん見たかった…。
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