2018.3.7(水)UNISON SQUARE GARDEN<春が来て僕ら>
初夏が来てぱんだは~♪
焦りながらUNISON SQUARE GARDENの3月にリリースされたシングルの感想を書くためにペンを走らせる~♪(メロディー無視。)
収録曲は<春が来て僕ら>・<ラディアルナイトチェイサー>・<Micro Paradiso!>の全3曲。
ユニゾンのシングルは毎回リード曲が良すぎてカップリングが霞むので、数回聞いたら棚にしまっておしまいなのだが、この3曲は私にとってキラーチューンすぎるのでシングル史上最多リピートな1枚。
そのくらいこのバンドの良いところ詰め合わせな感じがする。
▼<春が来て僕ら>
アニメ『3月のライオン』という主人公がプロ棋士のお話だそうな。
(アニメのほうにはまったくもって興味がない人。)
文頭に載せたジャケですが、なんと白いチョークのみで描かれた『黒板アート』なのです。
このモノクロの世界に色を付けるような言葉選びが美麗。
【コトリ】や【パチリ】など、音から情景を呼び起こすような言葉が並んでいるのもなかったと思うので、この辺りもそう思った理由ですかね。
もちろんタイアップがあるということで、田淵さんも「作品に呼ばれるままに書いた結果」と。
それでもユニゾンの曲として成り立つのは、ボーカル宏介さんの声と歌い方があってこそのものだと思いました。
彼らを聴き始めた頃<スカースデイル>という曲がすごくキラキラとした楽曲で「ロックバンドにこんなに綺麗に歌が歌えるボーカルがいるのか!」と衝撃的だったのですが、それをまざまざと思い出した1曲にもなりました。
宏介さんのボーカルは尖ってる部分もあるけど、こういうバラード調だと、耳に刺さらず心によく透る声に聴こえるのです。
本人はインタビューで言葉尻に毒を置くという表現をしてたのですが、そのおかげでユニゾン本来の迫力も失わず、やわらかくも春という芽吹きの季節へ力強く踏み入れるような1曲になっているなぁと感じました。
<ラディアルナイトチェイサー>
さっきのをホワイト田淵とするなら、間違いなくこっちはブラック田淵。
曲調も、考えも、何もかもが真逆の1曲。
田淵さんが言いたいことを言ってるだけの曲です笑。
神様とかダブツ(陀仏)とか出てくるので、なんかそういう葬り去りたいもやもやが本人にあったみたいです。
インタビューもライターさんに「これ普段言ってる事そのままじゃん!」って突っ込まれてて吹いたんですけど笑。
こっちがUNISON SQUARE GARDENの真骨頂ではあるのですよね。
最近寝る前によくつぶやいてた【目が覚めるまでそっとしといてほしい】は、これの歌詞です。
<Micro Paradiso!>
これ好き。バカだなぁ~って思った。
宏介さんも歌詞を見て「あ、バカな曲だ(・ω・)」と思ったそうな笑。
「他のバンドは知らんけどUNISON SQUARE GARDENは今後もこんな感じです」とゆる~く楽し~くメンバーが奏でているだけの曲。
そしてそれに好きなようについて行く物好きたちが目に浮かぶ曲。
そして韻の踏み方がツボなのと、ボンジョルノ!等々、タイトルから見てもわかるようにイタリア語が散りばめられているので陽気で愉快。
(パンツェッタ・ジローラモ氏をすごく思い出した…)
象徴的な歌詞として【この番組はご覧のスポンサーの~】というのがありまして、偶然だと思いますが、2007年~2016年までJ-WAVEにて『Paradiso』というラジオプログラムがあったそうな。
田淵さんがラジオっ子だったというのもあり、彼のイメージする3人だけの小さな小さな『UNISON SQUARE GARDEN』という、好き勝手に放送を垂れ流すラジオ局でありラジオ曲かなと感じました。
カップリング2曲は初回限定盤にスタジオライブDVDが付いています。
3人がトライアングル状に向き合って演奏してるだけで、カメラワークが派手な部分はあれど、一切演出なし。
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